ヨーロッパ学科ドイツ語圏専攻 教員紹介

職 名 氏 名 専門分野 メッセージ 詳細 HP
教授 今野 元(KONNO, Hajime) 政治学、ドイツ政治  
  • ヨーロッパ学科
    ドイツ語圏専攻
  • 教 授
  • 今野 元
  • (KONNO, Hajime)

私の専攻は政治学です。政治学とは、人間の共存について考える学問です。政治において重視される価値は、時と場所によって大きく移り変わるので、人々はしばしばそれに翻弄され、右往左往してきました。しかし大学では、周囲に付和雷同せず、いま現在の常識に囚われずに、自分自身の目で人間を見つめる術を学んで欲しいと、私は思っています。

政治学者として、私はとりわけ近現代ドイツのナショナリズムについて研究してきました。ドイツ政治の特徴は、それが苦悩に満ちている点にあるでしょう。中世以来の長い分裂の時代から、革命や戦争を経ての帝国建設へ、そして二度の世界戦争から、東西分断、再統一、ヨーロッパ統合へと、ドイツ政治史は波瀾に満ちており、そこに生きた多くの人々の喜怒哀楽が織り込まれています。これまで私は、社会科学者マックス・ヴェーバー(1864年―1920年)の政治的言動を分析対象としてきましたが、現在では神聖ローマ帝国の「帝国愛国主義」から、ドイツ人教皇ベネディクトゥス16世の政治思想、そして日独関係史まで、幅広く研究しています。これらの題材を使って、皆さんと政治について、人間について活発に議論したいと思っています。

   
教授 櫻井 健(SAKURAI, Takeshi) 言語学、北欧語学  
  • ヨーロッパ学科
    ドイツ語圏専攻
  • 教 授
  • 櫻井 健
  • (SAKURAI, Takeshi)

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教授 人見 明宏(HITOMI, Akihiro) ドイツ語学、言語学  
  • ヨーロッパ学科
    ドイツ語圏専攻
  • 教 授
  • 人見 明宏
  • (HITOMI, Akihiro)

私の専門はドイツ語学です。ドイツ語文法やドイツ語学に関係する科目を担当しています。ここでは、ドイツ語がどんな言語なのか、少し紹介しましょう。ドイツ語は英語ととても近い言語です。たとえば、fatherはVater[発音:ファーター]、motherはMutter[ムッター]と言います(ドイツ語では名詞は大文字で書き始めます)。また単語だけではなく、文も英語とよく似ています。

Was ist das?[ヴァス・イスト・ダス](What is that?)

Mein Name ist …[マィン・ナーメ・イスト](My name is …)

しかし英語と異なり、(動詞以外の)語順は日本語と似ていて、かなり自由です。

Jeden Morgen trinke ich Kaffee.[イェーデン・モルゲン・トリンケ・イッヒ・カフェー] 「(毎朝・飲む・私は・コーヒーを)毎朝私はコーヒーを飲みます」

授業では、このような英語や日本語との類似点についても紹介していきます。みなさんも、ドイツ語を、そしてドイツの文化や社会について学んでみませんか?

   
教授 平井 守(HIRAI, Mamoru) ドイツ文学  
  • ヨーロッパ学科
    ドイツ語圏専攻
  • 教 授
  • 平井 守
  • (HIRAI, Mamoru)

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教授 山本 順子(YAMAMOTO, Junko) 表象文化論、ドイツ表現主義  
  • ヨーロッパ学科
    ドイツ語圏専攻
  • 教 授
  • 山本 順子
  • (YAMAMOTO, Junko)

ドイツ文化を担当しています。文化とは便利な言葉ですが、そもそも一体何を指すのでしょう。例えばバイエルンの文化や日本文化といった言い方は、特定の地域に伝統的にみられる特殊な生活様式や表現形式のことを念頭においていますし、弥生文化や宮廷文化、ワイマール文化などは特定の歴史的状況下にみられる美的世界観を名づけたものであったりします。こうしたさまざまな文化現象を知ることだけが、文化を研究するということではありません。より重要なのは、なぜそのような表現の仕方や、考え方、社会現象がおこるのか、あるいはなぜあるひとつの文化が別の文化へ形を変えるのか、さらに違うように見えていた複数の様式に共通の土壌を見出したりすることです。こうしたことを追究することによって今自分たちをとりまいていて普段はあまり意識することのない、この文化を把握することが出来、批判的な眼というものも養われてくるのであります。一緒に「文化」を発見しませんか。

   
准教授 池田 利昭(IKEDA, Toshiaki) ドイツ史  
  • ヨーロッパ学科
    ドイツ語圏専攻
  • 准教授
  • 池田 利昭
  • (IKEDA, Toshiaki)

近代社会はどのようにして生まれてきたのでしょうか?  この問題を解くためには、1つ前の時代である近世社会の歴史(16~18世紀)に取り組む必要があります。 私は、この大きな問題を解くために、ドイツ近世における犯罪史・刑法史に取り組んでいます。 それは、ドイツ近世という限られた時代・地域において、 ある犯罪行為がどのような日常生活・社会生活の文脈から発生し、そして、その犯罪行為が誰によって、 どのようにして告発され、処罰されたかを明らかにすることです。 このような研究は、最初にあげた大きな問題を明らかにするには、小さすぎる研究かもしれません。 しかし、小さな出来事、些細な日常の変化から、その時代の特質を捉えることは、歴史学の醍醐味の1つです。 皆さんには、講義やゼミを通じてこのような歴史学のおもしろさを味わってほしいと思います。

   
准教授 杉原 周治(SUGIHARA, Shuji) ドイツ法  
  • ヨーロッパ学科
    ドイツ語圏専攻
  • 准教授
  • 杉原 周治
  • (SUGIHARA, Shuji)

ヨーロッパ学科ドイツ語圏専攻のなかで私が担当する領域は、ドイツ法です。ドイツ法といっても多岐に渡りますが、私の目下の研究領域はドイツ基本法(憲法)およびドイツのメディア法です。前者については、個別の基本権の「衝突」(例えば表現の自由と青少年保護の衝突)の問題、そして個別の基本権間の「競合」の問題(例えば表現の自由と職業の自由の競合)を、そもそも衝突、競合とは何かといった概念の分析から個別の事例の検討に至るまで、幅広く行っています。後者については、とくに放送やインターネットに関わる法的問題を、表現の自由(放送の自由)の観点から分析しています。

ドイツ法の講義では、こうしたドイツの基本法(憲法)に関連する様々な問題を取り上げるとともに、当該諸論点に関するドイツ連邦憲法裁判所の判例の分析を行っていきます。またゼミでも、連邦憲法裁判所の判例分析を中心とした、報告・議論が行われています。

   
准教授 四ツ谷 亮子(YOTSUYA, Ryoko) ドイツ現代演劇、舞台芸術  
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    ドイツ語圏専攻
  • 准教授
  • 四ツ谷 亮子
  • (YOTSUYA, Ryoko)

専門は、ドイツ語圏の演劇、舞台芸術全般です。そもそも「演劇」という言葉からは、何が連想されるでしょう。学校の芸術鑑賞会、演劇部、ミュージカル、オーディション、劇場…… 私は戯曲(ある演劇作品を上演するために書かれたテクスト)の解釈学的な方法論を用いた研究からスタートして、次第に上演されたひとつの作品(一例を挙げれば、あるシーズンの劇団四季の『オペラ座の怪人』)を大きなテクストと捉える方法論をとるようになりました。最近では、ドイツの現代歌曲のコンサートの分析、日独(欧)の公共劇場のあり方についての考察などを行っています。

「ある出来事が起こりつつあるとき、その場に居合わせる人々、そのときの状況はすべて、『演劇的なもの』の創り手となりうる」という、ある研究者のテーゼに従えば、多数の学生が行き交う場である大学も、あらゆる可能性をはらんだ「劇場空間」です。演劇をひとつの切り口にして、授業では学生のみなさんが、自分を取り巻く状況を相対的に眺める場づくりを心がけたいと思います。

   
准教授 シュトラーラ、ヤン ゲリット(STRALA, Jan Gerrit) 日本学・哲学  
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    ドイツ語圏専攻
  • 准教授
  • シュトラーラ、
    ヤン ゲリット
  • (STRALA, Jan Gerrit)

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准教授 ザシャ、モンホフ(SACHA, Monhoff) 日本学、ドイツ語教育法  
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    ドイツ語圏専攻
  • 准教授
  • ザシャ、
    モンホフ
  • (SACHA, Monhoff)

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