資料名 | アレクサンドロス大王貨幣 | アレクサンドロスⅢ世(大王)(336-323 B.C.)の4ドラクマ銀貨。 表(左側)はライオンの頭皮を被ったヘラクレス像、裏(右側) は椅子に腰を下ろしたゼウス像とされる。裏の右にギリシア文字 ギリシア語の銘文がある。貨幣の内側から外に向いた位置に立ち 左から右に読む。最初の文字は欠けているが[Α]ΛΕΞΑΝΔ ΡΟΥ(Aleksandrou)とあり“アレクサンドロスの”という王名 (属格)を表す。このように貨幣銘文に王名の属格を用いる仕方は、 父親のフィリッポスⅡ世の貨幣銘文を受け継ついだものであり、 アレクサンドロス大王の東征とともに東方世界に広がった。 なお貨幣裏、椅子の下のマークは貨幣発行地がバビロニアである ことを示すミントであるらしい。 |
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資料記号 | g2k04 | |
文字/言語 | ギリシア文字/ギリシア語 | |
材質/形態 | 銀/円形コイン(打刻) | |
重さ | 17.0g | |
大きさ | 径25.47mm、厚さ5.50mm | |
管理/所蔵 | 古代文字資料館/個人蔵 |