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『千字文』(1910年代)


資料名千字文  帙入り。表紙の左上には本来何か記されていたようだが削り取られている。右下には筆で「大山正太郎」(?)とある。 本書は日本統治時代に朝鮮半島で刊行された楷書体『千字文』の木版本で、安美m『千字文刊印本研究』 (以會文化社、2004年)によればこの時期に刊行されたものは30種にも及ぶという。内題の下に小字で 「平聲標○、上聲標●、上平通用標@(=○の右半分が黒)、華音付之旁、東音付之下」とあり、次行に篆書体で「周興嗣撰/學古堂書」 と記されている。毎半葉4行4字、漢字一字ごとに、右上に声調(上記の原則による)、右中ほどに丸で囲んだ中国語音、 下に右から朝鮮語の訓、一番左に朝鮮漢字音を記す。奥付が切り取られているため、刊行年・刊行者とも不明だが、 安氏の著書の中で紹介されている諸本の中では、1913年(大正2年)の紙物書册舗本の系統に連なる1918年(同7年)の匯東書館本、 あるいは1919年(同8年)の天一書館本(いずれも京城府)あたりが最も近い。
発行期日1910年代
発行者不明
大きさ縦29.6×横19.6cm(半郭21.2×16.2cm)
頁数全32葉
管理/所蔵古代文字資料館/竹越孝蔵