長田夏樹学術資料庫
資料庫の内容

1.開設の辞

2.長田夏樹氏年譜
(長田礼子編、『長田夏樹先生追悼集』所収)

3.長田夏樹氏著作目録
(長田礼子・長田俊樹編、『追悼集』所収、なお今回の再掲に当たって若干の加筆を施しました)

4.長田夏樹氏旧蔵学術資料目録
 (1)抜刷論文・電子複写論文・口頭発表資料
 (2)拓本類目録
 (3)ロシア語図書目録(試供版)
 (4)非ロシア語図書目録
 (5)豊田五郎氏稀覯論文

5.長田論文への書評・紹介文および関連論文目録
(漸次増補します)

6. 「長田文庫所蔵朝鮮語教科書解題」
(伊藤英人編、当サイトを離れます)


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豊田五郎氏稀覯論文



 言語学者長田夏樹氏(2010年1月に逝去)が残した契丹語や女真語に関わる資料を愛知県立大学E511研究室において 整理をさせて頂いています。そのなかに契丹語研究者豊田五郎氏の手書きやワープロ打ちの論文のコピー、および 中国語論文を日本語に翻訳したもののコピーが含まれており、数箇所に止まるが長田氏の書き込みも見られます。 豊田氏には、通常の研究誌に公表された成果以外に、これら手書き論文や訳文を斯界の研究者に送付され、学問の交流を もたれていたようです。これも公表の一つのあり方であり、このような手書き論文なども氏の業績ですが、 小部数であったためでしょうかその存在はあまり知られていません。そこで、豊田家および長田家より御了承をいただき、 スキャナーで電子化し公表することとしました。公表をご快諾くださった豊田家、長田家の皆様に感謝申し上げます。
 以下の資料番号と注釈は「(1)抜刷論文・電子複写論文・口頭発表資料」に記載されたもの。資料は順次公開されます。

*本資料は平成25年-平成27年度科学研究費助成事業基盤研究(C)課題番号25370488「遼金元清文字 資料の研究―電子データ化を中心として―」の研究成果の一部です。

   14.豊田五郎1990.「契丹小字の方位と若干の數詞について」1990 年11 月。【手書き論文の 電子複写】

   15.豊田五郎1991.「《仁先(即実本)墓誌》の新釈」1991 年4 月29 日。【手書き論文の電子複 写。書き込みあり】

   24.豊田五郎1992 訳文.「遼寧阜新海棠山発見契丹小字造像碑」(呂振奎・袁悔波著。『考古』 1992 年第8 期,766-768 頁)の日訳。【電子複写。豊田五郎1992 年12 月28 日訳とある。同碑 文の豊田五郎氏試釈が付されている】

   26.豊田五郎1993.「契丹大字解讀の手がかり」1993 年8 月。【ワープロ原稿の電子複写】

   30a.豊田五郎1996.「契丹大字〈蕭袍魯墓誌〉再読 (劉鳳[者+羽]先生に捧ぐ)」附「●と●字 について」1996 年4 月25 日。【手書き原稿の電子複写。●は契丹大字。1996 年4 月30 日付け豊田五郎氏の 送付状付き】

   30b.同上・補遺【手書き原稿の電子複写。1996年10月】

   31. 豊田五郎1997. 「契丹文字 蒙古の万葉式秘密仮名」, 『月間 しにか』 1997Vol.8/No.6,28-34 頁。【電子複写。著者より長田氏への献辞あり】

   32.豊田五郎1997 訳文.「契丹大字六十年之研究綜述」(劉鳳[者+羽]著。日中合同文字文化研討 会の配布資料。1997.8.19〜20。中国・遼寧省瀋陽市にて)の日訳。【講演資料本体と手書 き訳文の電子複写。豊田五郎1997 年7 月29 日訳とある。1997 年11 月1 日付け豊田五郎氏の 送付状付き】

   33.豊田五郎1997.「契丹小字に保存された中古蒙古語の痕跡―永福と春秋と數詞―」、「契 丹小字所保留下來的中古蒙古語之痕跡―永福.春秋.數詞―」。【中日合同文字文化研討会 の講演資料。1997.8.19〜-20。中国遼寧省瀋陽市にて。日本語及び中国語ワープロ原稿の電 子複写】

   39.豊田五郎2003 訳文.「遼《蕭興言墓誌》和《永寧郡公主墓誌》考釋」(劉鳳[者+羽]・唐彩蘭 著。2003 年5 月『燕京學報』新14 期,71-23 頁)の日訳。【論文本体と手書き訳文の電子複 写。豊田五郎2003 年10 月2 日訳とある】

   40.豊田五郎2003 訳文.「契丹小字《皇太叔祖哀册文》考釋」(清格勒・劉鳳[者+羽]著。『民族語 文』2003-5)の日訳。【論文本体と手書き訳文の電子複写。豊田五郎2003 年11 月15 日訳とあ る】



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