資料名 | 朝鮮慶源郡女真国書拓本2 |
長田夏樹氏旧蔵拓本の一つ。金朝の朝鮮慶源郡女真国書と称される四角柱の碑文の第二面の拓本。
四面ともに女真文字・女真語。安馬彌一郎(1943)によると、もと咸鏡北道慶源郡東原面禾洞の仏
寺跡に立っていたもので、寺院の縁起に関する碑であるという。愛新覚羅烏拉熙春・吉本道雅
(2011)には韓国国立中央博物館に所蔵となっている当該碑石の写真がおさめられている。
目にし得た第二面の拓本のうち『朝鮮金石総覧』所収の拓本が最も鮮明である。 参考文献: ・朝鮮総督府編(1919)『朝鮮金石総覧』【四つの面の模写と第二面(総覧は四面とする) と第三面(総覧は一面とする)の鮮明な拓本影印を収める】。 ・安馬彌一郎(1943)『女真文金石志稿』京都市:碧文堂【四つの面の復元文(解読案を付す)を収める】。 ・金光平・金啓{子+宗}(1980)『女真語言文字研究』北京:文物出版社【四つの面の復元文(解読案を付す)と 拓本影印を収める】。 ・愛新覚羅烏拉熙春・吉本道雅(2011)『韓半島から眺めた契丹・女真』京都:京都大学学術出版会 【四つの面の復元文(解読案を付す)と拓本影印を収める】。 (文責:吉池孝一2015.9.15) ※本研究はJSPS科研費25370488の助成による。 |
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資料記号 | j2p03 | |
文字/言語 | 女真文字/女真語 | |
材質/形態 | 紙/拓本 | |
行数 | 4行 | |
大きさ | 縦142cm、横42cm | |
管理/所蔵 | 古代文字資料館/長田家所蔵 |