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report始めてみよう、スペイン語読書マラソン

多読の三原則とは?

その1 辞書は極力ひかない

読書のペースを乱さないため、読書中はなるべく辞書をひくのをがまんしてみましょう.どうしても気になるようなら1ページに2,3個なら調べてもいいことにする…などのマイルールを決めてもいいでしょう.

その2 少しぐらいわからなくても読み続ける

多少わからない単語があってもそこはとばして読み進みましょう.細かいところにこだわりすぎず、全体のストーリーがつかめたらとりあえずOKと考えましょう.

でも、


その3
 自分に合わないと思ったらいさぎよく読むのをやめる

わからない単語があまりに多すぎる場合、自分のレベルに合っていないのかもしれません.また、レベルが合っていても、なぜか興味をひかれないこともあるかもしれません.

そんなふうに感じたら、その本は読むのをやめてもかまいません.次の本をさがして新たに挑戦してみましょう.途中で読むのをやめた本の読書記録も申告は忘れないでくださいね.自分がここまでは読めたという立派な記録ですから

CEFRと読解能力


CEFR(ヨーロッパ共通参照枠)における、包括的な読解能力についての能力記述文は以下の通り.


「包括的な読解」

A1
非常に短い簡単なテクストを、身近な名前、単語や基本的な表現を一つずつ取り上げて、必要であれば読み直したりしながら、一文一節ずつ理解することができる.

A2.1
かなりの国際的共通語彙も含めて、よく使われる語で書かれた、短い簡単なテクストが理解できる.

A2.2
非常によく用いられる、日常的、もしくは仕事関連の言葉で書かれた、具体的で身近な事柄なら、短い簡単なテクストが理解できる.


B1
自分の専門分野や興味に関連のある主題について、簡潔な事実関係のテクストを読んで、充分に理解できる.

B2

適切な参考資料を選択して使いながら、さまざまな目的やテクストの種類にあわせて、読むスピード、読み方を変えながら、かなり独力で読み解くことができる.広汎な語彙力を持っているが、頻度の低い慣用句にはいくらかてこずるかもしれない.

C1
長くて複雑なテクストでも、難しい節を繰り返して読めるのであれば、自分の専門に関係がなくても、中身を詳細に理解できる.

C2
抽象的で構造的に複雑な、もしくは高度に口語表現を使った文学、および文学以外の書き物を含めて、書かれた言葉のあらゆる形式を実質的に理解して批判的に解釈できる.
意味や文体の微妙な違いを味わい、明示的な意味と同時に暗示的な意味も味わいながら、幅広い分野にわたって、長い複雑なテキストを理解できる.


参考文献 『外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ共通参照枠』日本語版 第4章 4.2.2. (p.73)より引用

図書館多読図書コーナーの図書レベル


長久手キャンパス図書館2階に設置された多読図書コーナーに2016年現在約500冊のスペイン語多読図書が配架されています.

この多読用図書には二種類あります.本に貼られたシールの色と数字を見て、図書の種類と難易度レベルを判断してください.


@ 外国語としてスペイン語学習者用の段階別リーディング教材 (Graded Readers)

赤丸シール
 → CEFR A1、A2レベル 初級に相当

オレンジ丸シール
 → CEFR B1, B2レベル 中級に相当

緑丸シール
 → CEFR C1, C2レベル 上級に相当


A スペイン語母語話者の児童向け図書
 (Leveled Readers)

 シールに書かれた数字は対象年齢を表します.

ピンク丸シール
 → 3歳から6歳ぐらいまで

黄丸シール
 → 7歳以上

図書リスト



リストについては編集中です.
Heidi y Marcoや村上春樹作品のスペイン語版などもあります.

多読図書活動についての問い合わせは、スペイン語圏専攻教員、江澤までどうぞ.