教授 |
王 幼敏(Wang, Youmin) |
中国言語・文化教育、中国古代文学・文化 |
- 中国学科
- 教 授
- 王 幼敏
- (Wang, Youmin)
1つの外国語を学び上達するためにはその国の文化・社会・歴史に興味を持つことが大きなポイントとなります。異文化を学ぶことは新しい発見の連続でとても面白いことです。皆さんもぜひ中国の文化・社会・歴史に大いなる興味を持って積極的に中国語を学んでください。中国関連の本・テレビ・映画・ドラマ等なんでもよいです。
私の専門分野は中国言語・文化教育と中国古代文学・文化です。外国人向けに中国文化の教材も編集しています。近年は19世紀の中国語教育史の研究を中心に行っています。当時のテキストや教育方法等興味深いことがたくさんあります。
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教授 |
川尻 文彦(KAWAZIRI, Fumihiko) |
中国近代思想史・近代東アジア思想文化交流史 |
- 中国学科
- 教 授
- 川尻 文彦
- (KAWAZIRI, Fumihiko)
21世紀に入り、ますます日本と中国との関係は密になっています。これからは、政治
外交、ビジネス、日常生活など様々な場面で中国と上手につきあっていかなくてはい
けません。日中間の橋渡しができる人材が今ほど求められている時はないといえま
す。そのためにはまず、中国語を自分のものにする必要があります。語学力だけでは
なく、中国人の文化的な背景、「ものの考え方」に通じ、中国人と上手にコミュニ
ケーションをとらないといけません。
私は、近現代中国の思想文化史を専門にしています。1戊戌変法(1898年)を前後す
る中国思想界の状況、思想家で言えば梁啓超など。2明治日本の学術がどのように清
末の中国に受け入れられたか、日中間の思想文化の連鎖。3東アジア近代において近
代的な知識や学問の制度がどのように成立したのか。4中国哲学史。などに関心を
持っています。
一年一年で変化の激しい中国。数年先の予測すらつきません。今の中国も今だけを見
ていては正確に理解できません。少なくとも清代後期以降の100年間(あるいはそれ
以上)の長いスパンで観察・分析する必要があります。前近代中国を含む歴史的な視
野が不可欠です。それは、一見迂遠ではありますが、結局は中国理解の近道だと私は
考えています。一緒に頑張りましょう。
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教授 |
工藤 貴正(KUDOH, Takamasa) |
中国近現代文学 |
- 中国学科
- 教 授
- 工藤 貴正
- (KUDOH, Takamasa)
専門は、中国近現代文学、特に魯迅を中心とする民国時期の文学です。
最近は、日本人作家と中国人作家の交流状況の研究も専門にしています。
中国の近現代文学は伝統的文学観を否定するなかに自己形成を遂げてきたのですが、
伝統の継承と近代の移入の狭間で苦闘する実像としての中国の面白さを
できるだけ多くの学生に知ってほしいと思っています。
授業では、中国語、中国近現代の文学概論、基礎演習Ⅱ
および中国映画のシナリオを使った講読などを担当しています。
学生の皆さんが、道具としての中国語をしっかり身につけ、
中国についての理解を十分に深めていくことを希望します。
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教授 |
黄 東蘭(HUANG, Donglan) |
近代日中関係・中国社会論 |
- 中国学科
- 教 授
- 黄 東蘭
- (HUANG, Donglan)
私の専門は中国の近現代史、特に日本との関係の歴史です。
19世紀半ば以降、中国や日本を含む東アジアの国々は、否応なしに伝統社会から近代社会への転換を経験しました。
これまでに私は伝統的な政治史ではなく、社会や文化の視点から日中関係史に取り組み、
地方自治をめぐるヨーロッパ、日本、中国の間の受容と変容について研究してきました。
最近は両国における「近代知」の形成、具体的には戦前日中両国の小・中学校教科書の比較分析を通じて
両国の自己イメージ・他者イメージの形成と変遷の問題を研究しています。
歴史は単なる過去の出来事ではなく、現在と過去の対話です。
私が日頃の授業において心がけているのは、「中国はどのように「近代」を歩んできたか」、
「日本は中国の「近代」にどのように関わってきたか」、
「グローバル化の時代に日本と中国はどのような関係を築くべきか」、
これらの問題について皆さん一人ひとりが思索し、答えを見つける力を培うための素材を提供し、
様々な問題をめぐって皆さんと対話することです。
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教授 |
孫 徳坤(SUN, Dekun) |
中国語 |
- 中国学科
- 教 授
- 孫 徳坤
- (SUN, Dekun)
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教授 |
月田 尚美(TSUKIDA, Naomi) |
言語学/台湾原住民諸語 |
- 中国学科
- 教 授
- 月田 尚美
- (TSUKIDA, Naomi)
私の専門は言語学です。言語学はその名の通り言語、言葉を研究する学問です。言葉の研究とは何でしょうか。
中学、高校で学ぶ英文法、古典文法を思い出して、うんざりする人もいるでしょうか。
文法も言語の研究の大事な部分です。
語がどのように成り立っているか、語をどのように組み合わせて文を作っているか、を調べるのが文法の研究です。
このように文法の研究をして何の役に立つのでしょうか。
言語の習得には、たくさん聞くだけで良い、文法なんて勉強しなくていい、
ネイティブの子供は文法の勉強なんてしないじゃないか、と文法嫌いの人は言うかもしれません。
しかし、子供は多くの試行錯誤を繰り返しながら言語を習得していきます。
間違った使い方を身につけることもあります。
言語を習得したいときにすでに分かっている文法を利用するのは効率が良いやり方なのです。
もちろんたくさん聞くことは聞き取る力等を鍛えるには役に立ちます。
世界には,文法がよく分かっていない言語がまだたくさんあります。
私は台湾でそのような言語の文法を調べています。
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教授 |
吉池 孝一(YOSHIIKE, Koichi) |
中国語学・文字音韻史 |
- 中国学科
- 教 授
- 吉池 孝一
- (YOSHIIKE, Koichi)
文字を研究している。
その一環として、数名の教員と共に「古代文字資料館」を開設しE棟510室で実物資料を展示している。
楔形文字からマヤ文字まで約200点、多種多様な古代文字の資料が一堂に会している。
その中でも、古代シルクロードの貨幣や印章などの文字資料が比較的豊富。
とくに、フビライ・ハンの時に作られたパスパ文字の資料(大小の印章・銅製のおもり・碑文の拓本・貨幣など)は
日本屈指のコレクションとなっている。
ほぼ半年毎にテーマを設け、E棟510室にショーケースを並べて展示するのであるが、
ポスターを数枚貼りだしてあるだけなので県大の学生でもその存在を知るものは少ない。
それでもポツリポツリと学生や地域の皆さんがやってくる。
ときおり、他大学の研究者も調査にくる。
ささやかな展示であるが、かつて朝日新聞の「お宝発見」というコーナーで紹介されたこともある
(平成20年7月28日朝刊・全国版)。
なお、ウェブサイト「古代文字資料館」で
資料の鮮明な写真を公開しているので検索サイトを使ってのぞいてもらいたい。
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准教授 |
小座野 八光(KOZANO, Yako) |
東南アジア近現代史 |
- 中国学科
- 准教授
- 小座野 八光
- (KOZANO, Yako)
私は第二次世界大戦期前後のインドネシア、特にジャワの農村経済史の研究に従事しています。
大戦期の東南アジアは日本による占領・統治の時代です。
近年、この時期についての研究には急速な進展・深化が見られますが、
一方で各国・各地域の近代史のなかにおけるその位置づけは、必ずしも明確にされていません。
私はジャワの日本占領期に前後する世界恐慌期から戦後の混乱期までを一続きの時代と捉え、
そして、その村落部の社会構造変化の追跡を通じて、
ジャワ近代史のなかで日本占領期がどのように位置づくのかという問題にアプローチしています。
私の専門領域はこのようにたいへん限られた狭いものですが、
学生の皆さんとともに東南アジア全般のいろいろなテーマについて語り合っていきたいと考えています。
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准教授 |
鈴木 隆(SUZUKI, Takashi) |
現代中国政治・中国政党史・政治体制論 |
- 中国学科
- 准教授
- 鈴木 隆
- (SUZUKI, Takashi)
わたしの専門は政治学であり、とくに政党論の観点から中国政治を研究しています。
21世紀の国際社会にとって、大きな課題の1つは、「台頭する中国にいかに対応すべ
きか」ということにあります。周知のように、中華人民共和国は、世界最大の政党で
ある中国共産党が支配する国家として、過去三十年間にわたって飛躍的な経済成長を
遂げ、今日では、日本を抜いて世界第2位の経済規模を誇るまでに発展しました。
ここで、近代以来の国際社会と「中国」との関わりを顧みれば、それは大きくいっ
て、次の4つの段階を経てきました。すなわち、①西欧国家体系による東アジアの伝
統的国際秩序への侵入、②欧米列強と日本の侵略に対する抵抗、③人民共和国建国か
ら毛沢東時代にかけての国際システムからの断絶、④「改革・開放」時代以降の国際
システムへの積極的参入とこれによる近代化、です。しかるに今日、例えば、気候変
動問題などのグローバル・イッシューへの対応にみられるように、中国は、世界シス
テムの内部において、きわめて大きな発言力と存在感を示しています。ひょっとした
ら、われわれがいま目撃しつつあるのは、既存の国際システムの内部にありながら、
自らに有利な新しい秩序形成を目指す国際システムの変革者としての中国の姿なのか
もしれません。
ともあれ、そうした評価の正否は別にして、また、好むと好まざるとに関わらず、わ
れわれが、今後いっそう「中国」に真剣に向き合わねばならないことは確実です。同
時にそのことは、中国についての理解のみならず、世界と日本をめぐる私たち自身の
認識の枠組みを腑分けし、相対化するためにも必要な知的作業といえるでしょう。
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准教授 |
西野 真由(NISHINO, Mayu) |
現代中国経済 |
- 中国学科
- 准教授
- 西野 真由
- (NISHINO, Mayu)
私の専門は現代中国経済、なかでも、地域間の人口移動、いわゆる「出稼ぎ」について研究しています。
現在、中国では経済発展地域を目指して移動する出稼ぎ労働者の数は、1億人あまりにのぼり、
急成長を続ける中国経済の原動力と言われています。
日々めまぐるしく変化する中国の出稼ぎ労働者の実態について、
現地でのフィールドワークをもとに研究活動を進めています。
授業は、中国経済に関する科目、演習(ゼミ)を担当しています。
中国は広大で、そして、多様な姿を持っています。
県立大の授業を通して、中国の実像についてぜひ理解を深めてください。
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