Arqueología de Teotihuacan, México
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2000年から2001年の発掘では、月のピラミッド西側の居住建造物群を発掘調査した。これらの発掘はピラミッド周辺や当時ピラミッド付近で行われていた様々な活動を理解するために行われた。(月のピラミッドから撮影された写真) |
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この地域での発掘調査では、黒曜石の加工をしていたとされる工房の存在を示す資料が発見された。黒曜石、即ちガラス質の火山岩がメソアメリカ世界では、刃物の材料としてかなり利用され、テオティワカン近くには大鉱脈があることが知られている。この工房があったとされる場所は、都市の宗教的そして政治的世界において重要な役割を持っていたモニュメントに非常に近いという点で大変興味深い。そしてこのことから黒曜石には日常生活での実用性よりももっと重要な価値、そして意味があったのではないかと推測される。 |
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2000年、ピラミッドの上層部で新しいトンネルの発掘を始めた。ピットはピラミッドの南面にある中間プラットホームの北西の角に掘られた。そして、広場のレベルに位置する建造物5の頂上部分を発掘するために、東に向かって水平なトンネルが掘られた。西の壁面(一番下の写真)と建造物の上部の床面がとても良い保存状態で発見されたため、ピラミッドの中心軸まで掘り続けた。今後数年間、建造物5の中心部分の調査を続けていく計画である。 |
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