資料名 | インドグリーク貨幣11 |
インドグリーク朝の2言語表記の貨幣。紀元前2世紀にメナンドロスが発行したもの。 表にはギリシア文字ギリシア語で、「ΒΑΣΙΛΕΩΣ ΣΩΤΗΡΟΣ ΜΕΝΑΝΔΡΟΥ (basileōs sōtēros menandrou/救済者たる王メナンドロスの[貨幣])」、 裏にはカローシュティー文字プラークリット語で 「maharajasa [tratarasa] mena?drasa ([救済者たる]大王メナンドロスの[貨幣])」と記されている。 なお、カローシュティー文字の「mena?drasa」の「?」の部分は6時の位置の「na」の下のハネに相当し、 鼻音要素(アヌスヴァーラ/転写はmの下に点)が記されていると見ることが可能であるが、また、単に 「na」にフットマーク(基本字母の下部に付す飾り)が付いたものと見ることも可能である。(Nakamura) 銘文は「gi2k05」に同じ。 |
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資料記号 | gi2k16 | |
文字/言語 | 表:ギリシア文字/ギリシア語 裏:カローシュティー文字/プラークリット語 | |
材質/形態 | 銀/円形コイン(打刻) | |
重さ | 2.4g | |
大きさ | 最大径17.40mm、厚さ:1.20mm | |
管理/所蔵 | 古代文字資料館/個人蔵 |