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資料名羅氏集存10  羅振玉『隋唐以来官印集存』民国五年(1916年)の三十二葉オモテ右上に収められた元代 パスパ文字官印の印影。背刻の拓本はない。巻頭の目録にも情報はない。この拓本は羅氏 集存4として紹介した三十一葉ウラ右と同一内容となっている。
■印影。左行より縦に読み、行は右に向かって進む。篆書体パスパ文字で左行より縦に読み、 行は右に向かって進む。パスパ文字で n(a)m【南】- y(a)ŋ【陽】-dhiŋ【等】-č‘eu【處】-m(a)v【毛】-γu【胡】-lu【蘆】-ŋi【義】-biŋ【兵】 -b(a)y【百】-γu【戸】-yin【印】 とあり、「南陽等處毛胡蘆義兵百戸印」となる。
 本拓本は羅氏集存4と内容および字形が同一となっているが、本拓本のほうが鮮明である。 同一の印が二つあったものか、一つの印が何らかの事情で(例えば洗浄の前後、採拓の 精粗など)異なる部分のある二枚の拓本となったものか、そのいづれであるかは不明。
(文責:吉池孝一2011.11.15) 
資料記号p2h19
文字/言語パスパ文字/漢語
材質/形態古書中の写真
重さ**
大きさ縦6.0cm×横6.1cm
管理/所蔵古代文字資料館/個人蔵