資料名 | 羅氏集存12 |
羅振玉『隋唐以来官印集存』民国五年(1916年)の三十二葉オモテ左に収められた元代
パスパ文字官印の印影。巻頭の目録には「又 瞿考 背刻河州倉印 中書禮部造至元十七年二月日」
とある。「瞿」とは『集古官印考証』十七巻の著者瞿中溶。 ■(写真左)背刻。右に『河州倉印とあり、左に「中書礼部 造 / 至元十七年二月 日」とある。 ■(写真右)印影。左行より縦に読み、行は右に向かって進む。パスパ文字でγo【河】-ĵiv【州】 -c‘(a)ŋ【倉】-yin【印】とあり、「河州倉印」となる。 これは照那斯圖1980(「八思巴字篆体字母研究」,『中国語文』1980年4期,307-309,269頁) の印11と同様のもの。なお照那斯圖1980の印11(71頁の19)は模写のようである。 (文責:吉池孝一2011.1.10) |
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資料記号 | p2h21 | |
文字/言語 | パスパ文字/漢語 | |
材質/形態 | 古書中の写真 | |
重さ | ** | |
大きさ | 縦5.5cm×横5.5cm | |
管理/所蔵 | 古代文字資料館/個人蔵 |