トップページサイトマップ50音順文字索引女真文字>海龍女真国書摩崖拓本

資料名海龍女真国書摩崖拓本  長田夏樹氏旧蔵拓本の一つ。金朝の海龍女真国書摩崖と称される摩崖の拓本。楊樹林山摩崖 とも授官摩崖とも称されるもの。金光平・金啓j(1980)によると中国吉林省海龍県の山中の崖に 刻されたもので2箇所に摩崖がある。1つは漢文と女真文が併記されたもの。いま1つは 女真文のみのもの。本拓本は後者の摩崖の拓本であり大定7年(1167年)と読める部分がある。前者は 後代の偽刻ともされる。2種の摩崖の研究史はDaniel Kane(1989)が参考となる。

参考文献:
金光平・金啓j(1980)『女真語言文字研究』
Daniel Kane(1989).The Sino-Jurchen Vocabulary of the Bureau of Interpreters.(Indiana University)
(文責:吉池孝一2015.12.22)
※本研究はJSPS科研費25370488の助成による。
資料記号j2p06
文字/言語女真文字/女真語
材質/形態紙/拓本
行数8行
大きさ縦123cm、横79cm
管理/所蔵古代文字資料館/長田家所蔵