トップページサイトマップ50音順文字索引女真文字>大金得勝陀頌碑拓本1

資料名大金得勝陀頌碑拓本1 長田夏樹氏旧蔵拓本の一つ。金朝の大金得勝陀頌碑の碑額(漢文)。大金得勝陀頌碑には 女真語面と漢語面がある。この拓本は漢語面の碑額。なお漢語面碑身には大定25年(1185) 立石とある。
 1行目:大金得
 2行目:勝陀頌
篆書体で「大金得勝陀頌」とある。「金朝第5代の世宗が大定25年(1185)東北を巡幸したとき この地を過ぎ、祖宗の戦勝を記念してこの碑を立石したという。碑の表面には漢字を、碑陰には 女真文字を刻してその由来が明記されている。」(田村1971:309)。碑石は現在吉林省博物館に 所蔵されているという(顔華1987:111)。

参考文献:田村實造1971「大金得勝陀頌碑の研究―女真文と漢文の訳解」『中国征服王朝の研究(中)』 京都:東洋史研究会。もと『東洋史研究』2-5/6.1936年。
顔華1987「女真文」『中国民族古文字』天津:天津古籍出版社。
(文責:吉池孝一2013.10.22)
資料記号jz2p01
文字/言語漢字/漢語
材質/形態紙/拓本
行数/字数2行/行3字
大きさ縦40cm、横28.5cm
管理/所蔵古代文字資料館/長田家所蔵