資料名 | 羅氏集存4 |
羅振玉『隋唐以来官印集存』民国五年(1916年)の三十一葉ウラ右に収められた元代
パスパ字官印の印影の一つである。 (写真左)背刻。写真では明瞭でないが、『集存』の記述によると「□陽等處□□□義兵百戸印」 「中書禮部造至正□年九月日」とあるという。拓本によると「五年」にみえる。 (写真右)印面の印影。左行より縦に読み、行は右に向かって進む。パスパ文字でn(a)m【南】- y(a)ŋ【陽】-dhiŋ【等】-č‘eu【處】-m(a)v【毛】-γu【胡】-lu【蘆】-ŋi【義】-biŋ【兵】 -b(a)y【百】-γu【戸】-yin【印】とあり、「南陽等處毛胡蘆義兵百戸印」となる。 「毛胡蘆」の読みは照那斯圖1977(「元八思巴字篆書官印輯存」,『文物資料叢刊T』北京:文物出版社)による。 (文責:吉池孝一2011.4.12) |
---|---|---|
資料記号 | p2h14 | |
文字/言語 | パスパ文字/漢語 | |
材質/形態 | 古書中の写真 | |
重さ | ** | |
大きさ | 縦6cm×横6.1cm | |
管理/所蔵 | 古代文字資料館/個人蔵 |