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火の老神

火の老神の像は時代の流れとともに変化し、それぞれの文化の時代や様式に合った属性や装飾を備えていった。ウェウェテオトルの一般的な特徴は保たれているとはいえ、このメシカ族の一例では特徴的な火鉢は本来の機能を失っており、ただシンボルのように図式的に表されているだけであった。このウェウェテオトルの石像にはおそらく一つ以上の神が共生しているのだろう。なぜなら彼の顔にトラロックの特徴的な要素を見ることができるからだ。その要素とは眼鏡や口についた四角い板などである。端から2本の牙がでているひざとひじには鋭い大牙を持った面がつけられ、それは下界への歩みをあらわしているとおもわれる。これはある図象ではとりわけトラロック、コヨルサウキ、トラルテクトリといった神々を飾る仮面に似ている。ご存知のように石彫が火、水、死に関係したシンボルの集合体であり、そこではテオティウアカナの影響は明らかである。(日本語訳:松田 健)


Ultima modificación: 31 de Mayo, 2000
Museo del Templo Mayor, Instituto Nacional de Antropología e História, México.
Seminario #8, Centro Histórico, Cuauhtémoc, México, D.F. 06060
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