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太陽伝説

 太陽伝説。二元性の創造主であるオメテクリトは4つの「力」に分裂した。それらは4つの創造神達であり、また4つの要素、つまり(トラが代表される)大地、大気、火、水を表す。これらの力は、より良き時代、時、陽を求めて絶え間なき戦いを作り出し結果として、大異変や人間や植物の進化をもたらした。
 第一の太陽は「1の葦」の年に始まり「4のトラ」で終わる。人々はオセロテ(山猫)によって食べられ魚に変わってしまった。676年間続いた。
 第二の太陽は「4の風」の年で終わる。人々は強風によって粉々となりそして鳥となった。364年の間続いた。
 第三の太陽は「4の火の雨」の年に終わる。洪水が起こり、火の雨が降った。人々は焼け死に、猿となった。
 第四の太陽は「4の水」の年に終わる。滝のような雨や洪水に、人々はmacehualesに変った。676年間続いた。
 第五番目の太陽は、一つの権力だけに支配されなかったおかげで、調和のある世界であった。この世紀、または太陽は、その名前の通り地震によって破壊されるだろう。「四の地震」の年にこの時代が終わるだろう、しかし未だ続いているのでいつまで続くのかは分からない。
 要するに、第一の世紀又は太陽は、大異変により破壊され混乱が起きた。こういったことが4回起こり、「地震」によって象徴され、ケッアルコアトルによって表される第五の力(太陽)が世界の「至上と安定」を達成し、現在ある人々を創ることができた。
 この第五の太陽は4つの前''世紀'が水や大気、火、トラによって破壊されたように安定が損なわれた時、地震によって崩壊する。
 太陽伝説は、ナワ族起源の神話で、言い伝えられた伝説を集めたもので、「第五の太陽の創造神話」とともに、チュルポポカ古文章に含まれている。(日本語訳:松井美予)


Ultima modificación: 31 de Mayo, 2000
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