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チコメコアトル

Chicomecロatl photo維持と食物の女神であり、従って食物の最も重要だった守護女神であって、卓越的な方法でトウモロコシへの信仰を司っていた。チコメコアトルの名前は「7つのヘビ」と訳され、その信仰は古くからある。この神へ捧げられた儀式は「延長された断食」を意味するウエイ・トソストルという名の月に行われ、その儀式の間は家の祭壇にはトウモロコシの葉が飾られ、神殿ではその実が祭られた。プエブラ州チョルーラの「古文書」タイプの土器の影響が見られるこの肖像壷は、 親密に豊饒と関係した二つの神を表している。それらは食物の神チコメコアトルと雨の神トラロックで、それぞれの側面にひとつづつ、またトラロックはふたにも彩色されている。チコメコアトロの女神は顔と脚が目立っていて、羽の頭飾りを頭の上にのっけている。その頭飾りはすばらしい鳥の絵がある前の小ディスクで結ばれていて、そこから赤と白に彩色された特徴的な玉房が顔を囲むように垂れ下がっている。両手でトウモロコシの穂を支えている。反対側には特徴的な顔立ちの色取られたトラロックがいる。三千以上の緑の石偶像、そして際立っているメスカラ様式の物として仮面がその壷の内部に含まれていた。高さは34cmで、プエブラ州のミシュテカ族の田舎の地域から発見されたものである。(日本語訳:牛久保美沙)


Ultima modificación: 31 de Mayo, 2000
Museo del Templo Mayor, Instituto Nacional de Antropología e História, México.
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