2015.10.29
■ 日本の難民受け入れ ―シリア難民の事例から考える-
開催日時 | 2015年10月20日(日) 14:30~16:00 |
開催場所 | B212教室 |
対象 | 学生、教職員、一般 |
本学スペイン学科卒業生の羽田野真帆さんがコーディネーターとして活動しているNPO法人名古屋難民支援室では、東海地方に居住する難民や難民申請者が安定した生活を送れるよう、生活面、法律面での支援をしている。今回は、羽田野さんから、シリア難民の事例を基に、日本における難民支援の現状と課題について、報告を聞いた。
セミナーでは、日本での難民受け入れの経緯とともに、ここ数年来日本での難民認定申請者の増加に反して、非常に限られた人しか認定されていない状況(認定者11名/申請者5000人:2014年)など、他の難民受け入れ国との比較しながら説明された。また、実際に行なわれている生活支援や認定までのプロセスについても、羽田野さん自身の経験談をまじえつつ説明があった。
参加者には、すでに難民支援ボランティアを経験している学生もおり、質疑応答では難民の生活状況の詳細に関する質問や、現在の日本の制度への疑問など、活発な議論が続き、学生の関心の高さがうかがわれた。