イベントレポート

グローバルセミナーシリーズ その8 外務省や国際機関で働きたい人たちへ

2015.12.28

イベント

■ 外務省や国際機関で働きたい人たちへ

開催日時 11月30日(月)16時10分
開催場所iCoToBa
対象学生

11月30日(月)16時10分から、iCoToBaラウンジにて、外務省の総合外交政策局国連企画調整課首席事務官である田口一穂さんを招いてグローバル・キャリアセミナー(座談会)「外務省や国際機関で働きたい人たちへ」を開催しました。講師の田口さんには、本学の「グローバル人材プログラム」の指定科目である「多文化社会とコミュニケーション」で、国連外交に関する講義を行っていただくため来学していただいたものですが「せっかくの機会なので」と、このセミナーにもご協力いただきました。

セミナーはリラックスした座談会の形式で行われ、外国語学部と看護学部の学生9名が参加しました。まず田口さんから、外務省に入省する方法や試験科目、入省後の仕事内容などをご紹介いただき、近年「外務省専門職員」の採用人数が増加傾向にあり、合格できるチャンスが広がっていること、また女性が仕事を継続しやすい職場であることなどを、資料も示しながらご説明いただきました。国連に関しては、様々な専門機関があり、日本人職員が求められていること、入るルートは様々あること、特定の専門領域を持っていた方が有利であることなどから、関心がある人は大学院進学を含めて中長期的に準備してほしいとのアドバイスをいただきました。

参加者からは、入省するために求められる能力や外国語スキル、入省後の研修、結婚・出産後の海外赴任やキャリア形成、大学での勉強など予定時間を大幅にオーバーして質疑が行われ、田口さんからは最後まで丁寧に質問に答えていただきました。田口さんは、自分自身が学生時代にバックパッカー旅行をした経験があるとのことで、学生時代にはまず世界に視野を広げること、それにつながる勉強と経験を積んでほしい(語学だけでなくそれ以外のことも)といったサジェスチョンをいただきました。また、外務省では最近女性が活躍しており、入省できる可能性も広がっているので、ぜひチャレンジしてほしいと、熱い応援メッセージをいただきました。現在、外務省では本学出身者が5名ほどいて、主に在外公館で活躍しています。今回の座談会に参加した学生たちは「私も頑張れば、意外といけるかも・・・」と感じたことでしょう。

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