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グローバル人材育成推進事業西日本第1ブロック共同シンポジウム『地域に根ざしたグローバル人材とは』を開催しました。

2015.12.28

お知らせ

2015年11月14日(土)、愛知大学名古屋キャンパスにて、『地域に根ざしたグローバル人材とは~Community-Rooted Global Human Resources~』を開催しました。

本シンポジウムは、西日本第1ブロックに所属する採択9大学(同志社大学・関西学院大学・神戸大学・福井大学・鳥取大学・愛知県立大学・愛知大学・京都産業大学・立命館大学)が主催し、愛知県立大学と愛知大学が幹事校となり企画運営したものです。加速するグローバル化への対応は喫緊の課題であり、また地方創生が叫ばれる今日において、国際化する社会で活躍できるグローバル人材の育成を通じていかに地域社会の発展に貢献するか、大学の大きな課題でもあります。本シンポジウムでは、こうした社会のニーズに応えうる、グローバルな視野で世界の動向を見定め、地域が抱える課題を理解し、世界にむけて発信できる人材の育成に取り組む大学、企業、自治体等、さらに高等学校の具体的な取組みを紹介し、「地域に根ざしたグローバル人材」育成のありかたを考える機会とするために開催したものです。

第1部基調講演では、東海東京証券代表取締役会長・最高経営責任者CEO石田建昭氏に「世界を魅了する中部地域とグローバル人材」と題して海外での危機管理及び求められる人材像についてご講演いただきました。第2部個別発表では、鳥取大学地域学部准教授田川公太郎氏から、日本海沿岸の海洋ごみ問題を題材とした鳥取大学と韓国・南ソウル大学の学生による環境保全・啓発や国際交流等活動について、福井大学国際交流センター教授小幡浩司氏から、福井大学国際地域学部が目指す地域協働型のグローバル人材育成構想や、SGH採択校の海外留学プログラム支援について、愛知県立大学外国語学部教授宮谷敦美氏から、企業やNPOと連携し地域のグローバル化を担う人材育成の取り組みについて事例発表を行っていただきました。第3部開始前には、会場ロビースペースにて、17団体(高校、自治体、大学)によるグローバル人材育成に関する取組についてポスターの展示を行いました。情報発信・共有・交換の場として多くの方々に交流いただき、特に高校生の頑張りが高く評価されました。第3部特別講演では愛知県知事大村秀章氏に愛知県の取組について熱く語っていただきました。第4部全体総括ディスカッションでは、愛知大学副学長砂山幸雄氏をコーディネーターに、コメンテーターとして共愛学園前橋国際大学副学長大森昭生氏を、パネリストとして、高山市役所ブランド・海外戦略部部長田中明氏、NPO法人G-net共同代表・理事南田修司氏、同志社大学国際連携推進機構国際化推進室長山田史郎氏、立命館大学情報理工学部副学部長野間晴生氏に登壇いただきディスカッションを行いました。

 本シンポジウムには、教育関係者、企業関係者、自治体、NPO団体、学生など200名を超える方々にご参加いただきました。大学におけるグローバル人材育成に取り組む関係者だけでなく、高校、自治体、NPO団体など地域に根ざしたグローバル人材育成に取り組む方々により、様々な取組に興味関心を持っていただき、活発な双方向交流を展開することができました。