海外へ行ってしまえば何とかなるというのは安易な考えです。周到な準備をした人が、それなりの成果をあげるのは言うまでもありません。第二の故郷にもなる留学先選びはじっくりと時間をかけましょう。夢で胸を膨らませる、もっとも楽しい時間でもあります。自分はなぜ留学しようとするのか。留学で何を得ようとしているのか。まずは自分のことをよく知ることから始めましょう。次に異文化理解とは何かを勉強し、自文化とは異なる環境の中でどのような摩擦や困難に遭遇するかをイメージして、それに対応できる柔軟性を養っておくことが大切です。また留学先の国について勉強しておくことは当然のことですが、留学中に日本のことを聞かれて何も答えられなくてはがゆい思いをすることが多々あります。歴史、政治、宗教、教育など幅広く日本のことを勉強しておくことも成功への近道です。こうしたニーズにもこたえるカリキュラムが用意されていますから、iCoToBaの教員との交流の中で学んだことを試してみてください。

帰国したら留学が終わるわけではありません。留学生活を、その後の人生にどのように生かしていくかということがとても重要です。皆さんの留学経験を後輩やまわりの人たちとシェアすることによって、その体験は教育的に大きな意味を持ち、「あの時の留学体験のおかげで今の自分がある」と思えるものになるでしょう。次はあなたが留学アドバイザーになる番です。