商社系物流会社で貿易関連業務を担当しています。以前は、主に親会社である豊田通商から業務を受託し、輸出船積書類の作成や船会社への 船腹予約・船積手配、物流相談等の貿易手配業務に携わっていました。現在は、豊田通商海外現地法人からの自動車部品受注業務・国内メーカー への発注業務、在庫管理から計上まで種々の貿易関連業務に携わっており、業務上海外のスタッフとやりとりをすることも多いです。県大の外国 語学部は、語学はもちろん各地域研究や地域の枠を超えた国際理解にも大いに力を入れているため、自然と物事を多面的に捉える姿勢や文化的要 素を考慮した思考が身につきます。こうした要素は相手目線に立って物事を考えるなど、国内・海外を問わずお客様とのやりとりにおいても大変役に立っています。
「グローバルに活躍している企業で働く」という目標を持って就職活動をしていました。そのきっかけは、大学在学中に行ったフランス留学です。フランスでしか出来ない経験をする中で、国際色豊かな考え方に触れました。こうして、「多様性」や「グローバル」に興味・関心をもち、日立ソリューションズへ入社を決めました。当社は、海外に多くの拠点、また幅広い事業分野を持っています。その中で、私は人事として社内からグローバルな視点で活躍していきたいと思っています。特に、海外のグループ会社に働きかけたり、出向したりするのが今の夢です。
大学で中南米を研究対象とする政治学とスペイン語を教えています。愛知県立大での学びは私が今の仕事へと導かれていく原点であり、成長過程そのものでした。スペイン語圏専攻の良いところは、スペイン語やスペイン語圏の多様性を学ぶことで国際的視野が大きく広がること、学科の雰囲気が明るいこと、そして何といっても学生が興味を持ったことに先生が応え、学生の能力を引き出してくれることだと思います。私自身、中南米の社会事情に関する研究をしていたところ指導教員に大学院進学を勧められ、国際協力の研究を行うことになりました。青年海外協力隊員として南米ボリビアの村落開発に携わり、国際協力機構(JICA)アルゼンチン事務所での研修も経験しましたが、大学で鍛えられたスペイン語力が大いに役立ちました。帰国後博士号を取得し、母校での非常勤講師を経て現職に至っています。結婚、出産もあって決して楽な道ではありませんでしたが、好きな道を歩めたことに感謝しています。
私は現在、名古屋市職員として西区役所保険年金課で国民年金担当として働いています。あまり馴染みがない分野で、全て一からの勉強ですが、大学時代に培った「何事も興味を持って挑戦する」という精神で日々乗り越えています。
大学時代はドイツとカナダに留学しました。ドイツで生活した際、清潔で自然も多く美しい街並み、整備された交通機関、人々の美意識に感動したと同時に公共機関で言葉が通じず不安を感じたことは今でもよく覚えています。こうして自身が「外国人」として暮らした貴重な経験は名古屋に住む外国の方の豊かな暮らしを考える際、非常に活きてくるのではと考えています。
「住む人が街を好きになれば自然と街は良くなっていく」と言います。私の仕事は街を大きく変えられるものではありませんが、国籍問わず窓口に来る全ての方に大学で得た語学力を以て最上の接遇をし、街を好きになってもらい、名古屋を国際的に魅力ある街にして行くのが今の目標です。
私は静岡市の清水に本社を構える物流企業、鈴与株式会社に勤務しています。現在は、清水港を通して貨物を輸出入したいお客様の、荷役(船に載っている貨物のあげおろし)を手配する仕事をしています。海外とつながりのある仕事をする憧れが子供の頃からあり、実際に英語で書かれた書類に触れる機会もあったりで、刺激のある毎日です。また、お客様だけでなく、実際に荷役を行う作業員の方々と荷役の効率を上げる方法を考え合ったり、いろいろ難しいと感じることもありますが、責任とやり甲斐のある仕事です。
私は愛知県立大学でまず中国語を学び、さらに中国だけでなく東南アジア社会についての勉強をしました。私の会社はアジア諸地域にたくさんの拠点を持っており、将来駐在員として働くことを目標にしています。学生時代に広く外国の言語や文化について学んだことで、海外で働きたいという気持ちは一層強くなりました。愛知県立大学は目標に向けての第一歩を踏み出せた場所です。皆さんにもそれぞれ目標を掲げ、有意義な大学生活、そして将来へのステップアップを図っていただきたいと思います。
私は、国内外のメディアにニュースを配信する通信社の記者として、事件事故やイベントの取材を主に担当しています。現場に行き、様々なひとに話を聞き、記事を書く。毎日違う仕事ができる記者の仕事はとても楽しいです。もちろん痛ましい悲しい事件や事故の取材もあります。「伝える」ことで何かが変わると信じて、伝え続けていきたいと思っています。私は愛知県立大学で教養を中心に幅広い分野を学びたいと思い、国際関係学を専攻しました。そして他の大学院でジャーナリズムを専攻して、共同通信社に入社しました。大学4年間では、講義で知識を得たことはもちろんですが、なにより「ひと」との関わり合いのなかで多くを学んだと思います。在学中はたくさんの教職員の方々にお世話になりました。他愛もない話から進路の相談まで、授業外でも熱心に話をしてくださいました。愛知県立大学の財産は「ひと」だと思います。いま第一志望だった共同通信社の記者として働けているのは、大学4年間の経験がとても大きいと思っています。みなさんも少し厚かましいくらいに研究室のドアをノックしてみてください。