外国語学部の特長

新しい外国語学部

愛知県立大学は、平成21年4月より、愛知県立看護大学と統合するとともに、学部・学科の再編成を行いました。外国語学部も、これまでの5学科(英米、フランス、スペイン、ドイツ、中国)から、新たに英米学科、ヨーロッパ学科(フランス語圏専攻、スペイン語圏専攻、ドイツ語圏専攻)、中国学科、国際関係学科になりました。

英米学科は、これまでの外国語学部英米学科と文学部英文学科の統合により、文学・語学のスタッフを強化し、より充実した学科に生まれかわりました。

これまでの三つの学科(フランス、スペイン、ドイツ)を「ヨーロッパ」という概念の下に統合し、一つの学科として発足するのがヨーロッパ学科です。フランス、スペイン、ドイツはいずれもEU(欧州連合)に属し、経済的・政治的にきわめて密接に結びついており、文化交流も活発です。従来の国境の枠組みを超えた広い視野からヨーロッパについて学ぶとともに、専攻言語の使われる地域、たとえばスペイン語圏であるラテンアメリカも対象とする点がヨーロッパ学科の特長です。

中国学科は、中華人民共和国だけでなく、それを大きく超える広がりを持つ中国語圏地域研究を進めます。

そして、新たに生まれる国際関係学科は、世界的規模の問題と身近な地域における「共生」の問題の双方について研究・教育に取り組みます。

少人数教育

愛知県立大学外国語学部では、一部の講義形式の授業以外は、1クラス25人以下の少人数で授業を行っています。その結果、雑誌『アエラ』の「全国大学満足度ランキング」において、「授業で発表機会の多い大学」で3位、「授業中の私語が少ない大学」で4位に選ばれたほどです。これが、特に語学教育において絶大な効果を発揮することは言うまでもありません。他のマンモス大学では絶対に不可能な、本学外国語学部の最大の特徴です。

ヨーロッパ学科、中国学科での専攻外国語教育

中学、高校で勉強してきた英語をさらに深めていく英米学科、英語を専攻外国語とする国際関係学科と異なり、ヨーロッパ学科(フランス語圏専攻、スペイン語圏専攻、ドイツ語圏専攻)、中国学科は、それぞれの専攻外国語を全く初めて学習する人のためのカリキュラムになっています。ゼロからの出発ですが、真面目に勉強していけば、2年生の終わりにはもう、日常生活に困らない程度にマスターできます。

専攻外国語以外の第2外国語

愛知県立大学外国語学部のすべての学生は、外国語科目として、自分の専攻外国語以外の外国語を、英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語・ ロシア語・ポルトガル語・韓国朝鮮語のなかから最低一つ選択し、90分授業で週2回、2年間学習することが必修となっています。

就職

愛知県立大学外国語学部の就職率は全国平均以上で、特に東海三県の地元企業からは厚い信頼をいただいています。 学生に人気なのは、やはり旅行業や運輸業(空輸、陸運)といった、語学力や国際感覚を活かせる企業です。 また、より専門的な研究を続けるために、愛知県立大学大学院国際文化研究科や名古屋大学等他大学の大学院に進学する例も少なくありません。 もちろん、東海3県の中学・高校の英語の教員になっている人もいます。

入試制度

県大外国語学部では、多くの人に勉学の機会を持っていただけるように、様々な入試を行っています。一般選抜(前期日程、後期日程)、センター入試を課さない推薦入試(愛知県内枠)、センター入試を課す推薦入試(全国枠)、社会人特別選抜、帰国子女等・外国人留学生のための特別選抜があります。詳しくは入学者選抜要項をご覧下さい。