ヨーロッパ学科フランス語圏専攻 教員紹介

職 名 氏 名 専門分野 メッセージ 詳細 HP
教授 天野 知恵子(AMANO, Chieko) フランス近代史・家族史・子ども史  
  • ヨーロッパ学科
    フランス語圏専攻
  • 教 授
  • 天野 知恵子
  • (AMANO, Chieko)

みなさんは、大学で行われる「研究」って何だと思いますか? それは、あらかじめ与えられた問題に答える形の勉強ではなく、 自分で問題を見つけ出し、調べ方も自分で考えながら、答えを追求していく形の勉強をするということです。 たとえば私は、フランスの子どもの歴史を調べていますが、「子どもって昔はどんなふうに育てられたの?」 「大人は子どもをどう見ていたの?」「学校はいつからなぜあるの?」「フランスの学校にはどんな特徴があるの?」 といった問題をずっと考え続けています。これが私の研究テーマなのです。

県大の外国語学部に入学したら、まずは、専攻の各言語について、時間をかけてしっかりと勉強しましょう。 次にみなさんは、いろいろな授業形式で、その言語が用いられている地域の文化や文学、 政治や経済、歴史や社会などに関して、さまざまな専門分野の教員から、たくさんの知識を得ることができるでしょう。 そのあとは、みなさんが自分自身でテーマを見つけて、研究を志すことになるのです。私たち教員がサポートします。

さて、あなたはどんな研究をやりたいですか?

   
教授 中田 晋自(NAKATA, Shinji) 政治学(現代フランス政治)  
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    フランス語圏専攻
  • 教 授
  • 中田 晋自
  • (NAKATA, Shinji)

世界的な景気低迷が、就職など将来のことで若い人たちを不安に陥れています。 1990年代中葉に始まる「就職氷河期」に卒業・就職の時期が重なってしまった不遇な世代を、 ある人は「ロスト・ジェネレーション」と呼んでいますが、まさに私はロスジェネ1期生にあたります。 かつての仲間たちがとても苦労する姿を見てきただけに、今日の状況を大変心配しています。 こんな時代の進学先として、2つ以上の外国語習得を目指す外国語学部はとても有力な選択肢になるでしょう。 ただ、日本語でのコミュニケーションでさえ中身のない話しかしない人が、 突然、外国語で高度な知識に満ちあふれた話をすることなど想定できないように、 ここで「就職のためのスキル」と考えられている語学力の習得には、はるかに多くの勉強が必要です。 ある外国語を習得するためには、日々の語学トレーニングだけでなく、その国の歴史や文化、政治や経済の仕組み、 社会の状況などをしっかり学ばなければならないのです。 そして、県大の外国語学部には、そうしたみなさんの学ぶ要求に応えられるカリキュラムが準備されています。 多様な研究分野を網羅した、ネイティヴを含む80名以上の教員が、 意欲あるみなさんのご入学を心からお待ちしています。

   
教授 長沼 圭一(NAGANUMA, Keiichi) フランス言語学  
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    フランス語圏専攻
  • 教 授
  • 長沼 圭一
  • (NAGANUMA, Keiichi)

専門はフランス言語学です。特に冠詞に関わる問題に関心を持っております。 「フランス語」と聞くと、「美しい」というイメージを持っている人が多い一方で、 「難しいそう」と思っている人も少なくないようです。 しかし、実際には全く入りづらい言語ではありません。 フランス語の綴り字と発音の関係は非常に規則的で、 一度その規則を覚えてしまえば初めて見た単語でも発音できてしまいます。 この点は英語よりも簡単だと言えます。 また、英語のような強勢アクセントはありませんから、 単語のアクセントの位置を一つ一つ覚えるという作業も必要ありません。 文法に関しては、例えば男性名詞と女性名詞の区別など、英語より面倒なところもありますが、 全体としては英語とそれほど難易度は変わりません。 そして、何よりも英語の知識があれば既にフランス語の七割くらいをマスターしているようなものですから、 次にチャレンジする外国語としてはぜひお勧めです。 外国の言葉や文化を学ぶには最適な環境の整った県大で、一緒にフランス語を始めてみませんか。

   
教授 野内 美子(YANAI, Haruko) 経済政策(EU、フランス)  
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    フランス語圏専攻
  • 教 授
  • 野内 美子
  • (YANAI, Haruko)

皆さんは、EU(欧州連合)という言葉を見たり、聞いたりしたことがあると思います。 けれども「EUって何?」という質問に即答できる人は稀でしょう。 EUとは、欧州各国間の対立を克服して「1つのヨーロッパ」をつくろうという欧州統合運動の現時点での到達点です。 第二次世界大戦後、度重なる戦争により多大な物的・人的被害をこうむり、 また国際社会における地位の低下を経験した欧州諸国は、「平和で豊かな1つのヨーロッパ」の構築をめざして、 まず経済統合を進め、さらには政治統合に乗り出します。 戦後の欧州統合運動は、かつて敵同士であったフランスと(西)ドイツに加えて ベネルクス3国とイタリアの6カ国で始まり、2009年現在EU構成国は27カ国で、 域内人口は米国の人口を超え、経済力も米国に匹敵する程です。 EU域内では原則として商品・サービス・人・資金の移動は自由であり、 EUの大半の国では単一通貨ユーロが使用されています。 すでにEUは経済的には1つの国家といっても過言ではないでしょう。 私の専門は、これまでの欧州統合を牽引してきたフランスの経済政策・欧州政策を EUの発展過程と関連づけて分析することです。 EUの作業言語はフランス語と英語ですが、フランス語と英語ではニュアンスが違うこともあり、 フランス語を勉強して原資料を読むことはEU研究を進める上で重要です。 皆さんもフランス語を通してフランス・EU経済に触れてみませんか。

   
准教授 伊藤 滋夫(ITO, Shigeo) フランス中世・近世史  
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  • 准教授
  • 伊藤 滋夫
  • (ITO, Shigeo)

瀬戸内海のほとりで生まれ育ちました。 家の窓から海が見え、あの水平線のかなたにはどんな世界があるのだろうという憧れから、 地中海に関心を持つようになりました。 専門は、南仏の近世史、特に財政、公債制度と金利生活者の研究です。 松の木が生い茂る断崖の下には紺碧の海原が広がり、ブドウ畑のあいだに点在する中世の村では、 ロマネスク様式の教会のファサードに面した、糸杉やプラタナスの木々が影を落とす広場に、泉がひそやかに湧き出る。 これが南フランスの典型的な景観です。 セザンヌ、ゴッホ、ルノワールら印象派の画家たちが描いた風景です。 フランスといえばパリが有名ですが、パリとはかなり違う風景です。 また、地中海は、アジア、アフリカ、ヨーロッパの三大陸に接し、 キリスト教世界とイスラーム教世界の境界線をなしています。 異文化の交流と衝突を、南仏というフィールドから、 授業を通して皆さんと考えていきたいと思っています。

   
准教授 岸本 聖子 (KISHIMOTO, Seiko) 言語学, フランス語学,認知意味論  
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  • 岸本 聖子
  • (KISHIMOTO, Seiko)

私はフランス語学を専門としていて、主に、ことばの後ろにどんな仕組みが隠れているのかについて探究しています。言語学をやればことばを操れるようになるわけではありませんが、ことばを学ぶ上でのいろいろなヒントを提供してくれます。また、ことばが人間の物事の捉え方や文化と密接にリンクしていることがわかります。

フランス語を学ぶとヨーロッパへの扉が開かれます。フランス語で書かれた新聞を読み、今日世界で起こっているさまざまな問題をヨーロッパの視点からも考えることができます。フランス人と話すことで家族観や人生観に深い示唆を得られることもあります。フランス文学もフランス映画も堪能できます。アフリカ諸国へ一歩を踏み出すことも可能です。英語だけではなく、世界へのパスポートをもう一冊持てるなんて素敵だと思いませんか。ぜひ県大で、沢山の文人、哲学者、アーティストに愛されたフランス語を研鑽しにきてください。

   
准教授 佐藤 久美子(SATO, Kumiko) フランス文学  
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  • 佐藤 久美子
  • (SATO, Kumiko)

世界がグローバル化した今日、英語は「できて当たり前」でしょう。 そこで、今後世界各国と関わる皆さんには、英語以外の外国語を習得することが必要でしょう。 特に、フランス語の習得は、フランスが、国際機関(国連、ユネスコ等)において大きな存在であること、 『国境なき医師団』(アフリカ・アジア諸国の貧困・病気等の撲滅の為に働くNGO)に代表される 人道的支援活動において指導的役割を担っていること等から、大変重要なものです。 また、フランスは、ヨーロッパ文明の発祥地、古代ギリシャ・ローマの文化の正統的な継承国であり、 文化の面でも常に世界的に重要な役割を担っています。 私の専門はフランス文学で、『ゼミ』の学生達は、活発に自分の意見を述べ、その時間は有意義で楽しいものです。 私は、もちろんフランス語の授業も担当します。 学生たちが、4年間で、フランスのみならず、 世界に無数にあるフランス語圏の国々で通用するフランス語力を習得できるよう、厳しく指導します。 フランス語圏の国々への留学の仕事も、私は長年担当しています。 外国の言語・文化・社会について学ぶには、留学は大変有意義なものでしょう。 フランスに興味のある皆さん、一緒に学びませんか。

   
准教授 原 潮巳(HARA, Shiomi) フランス文化  
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  • 准教授
  • 原 潮巳
  • (HARA, Shiomi)

私が専門としているのは、19世紀末から20世紀初頭の、 「ベル・エポック」(美しい時代)と呼ばれる洗練と退廃の時代のフランス文化です。 元々、マルセル・プルースト(1871-1922)という、この時代を代表する小説家を研究していたのですが、 最近は対象を広げて、文学だけでなく、音楽、美術、ファッション等、この時代の様々な文化現象について研究しています。

私の演習(ゼミ)では、こうした研究の成果を、様々な角度から学生の皆さんに学んでもらっています。 21年度は、フランス文化にとってイタリア的なものとは何かというテーマで、 2つの国の文化を、社会的歴史的コンテクストを踏まえつつ、比較研究しています。

この他、授業では、フランス語圏専攻1、2年生対象のフランス語の文法や作文、言語や文学についての概論、 また外国語学部全体のための文学・文化研究入門も担当しています。

   
准教授 モラール、フランク・ギィ(MOLLARD, Franck Guy) フランス語教育  
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  • モラール、フランク・ギィ
  • (MOLLARD, Franck Guy)

Bonjour ! Etudions ensemble la langue française !

 

こんにちは。私はフランス語圏専攻でフランス語を教えています。授業では日本語を使わないため、 積極的に授業に参加することで、おのずとコミュニケーション能力が養われます。 フランス語は文化の言語であると同時に、ユネスコ、国連、NATO等国際機関における公用語でもあります。 またフランス語圏の国々を中心に、5つの大陸で2億人以上の人々がフランス語を話しています。 語彙が豊富で分析的、そして音楽的であるためか「愛の言葉」とも称されるフランス語。さぁ私たちと一緒に勉強しましょう!

   
講師 白谷 望 (SIRATANI, Nozomi) モロッコ現代政治、北アフリカ現代社会経済  
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  • 白谷 望
  • (SIRATANI, Nozomi)

メッセージは準備中です。

   
講師 モルガン・ダレン (Morgan, DALIN) フランス語教育、翻訳、ローカライゼーション、通訳、
多言語と異文化コミュニケーション
 
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  • モルガン・ダレン
  • (Morgan, DALIN)

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