教授 |
江澤 照美(EZAWA, Terumi) |
スペイン語学 |
- ヨーロッパ学科
スペイン語圏専攻
- 教 授
- 江澤 照美
- (EZAWA, Terumi)
スペイン語と出会ったのは中学生の時です。世界で多くの国が公用語としている重要な言語であることを知りました。
音楽的な響きにもひかれ、大学で本格的に専攻することを決意。
そのために、元来得意科目ではなかった英語を必死で勉強して、
めでたくスペイン語専攻学科を持つ大学の学生になりました。
その後、進路に迷った時もありましたが、語学の授業だけでなく、
スペイン語圏の文化や社会についても深く学んだスペイン語専攻学生のための授業は私の心に残り、
大学を出てからもこれを簡単に忘れたくはないと思ったのでした。
そして、特定の地域へのこだわりよりもスペイン語そのものが好きで
ずっと勉強を続けていきたいという自分の気持ちに気づいたことで、進むべき道を見つけたことを確信しました。
現在、自分の出身大学と似たような環境のこの大学で、
かつての自分と同じようにスペイン語を専攻するために入学した学生の皆さんに基礎からスペイン語を教えていますが、
同時にスペイン語学とスペイン語教育を研究対象としています。
それほどスペイン語のことをもっと知りたいという思いが強いのですが、言語というものは実に奥が深くて、
知れば知るほど新たな疑問点が湧き出てきます。
今後も言語の深遠な世界の実体を追求していくつもりですが、それだけの価値はあると思っています。
なぜなら、私の場合、スペイン語と出会えたおかげで、子供の頃には想像もしていなかった広い世界を知り、
多くの人々とことばを交わし、たくさんの知識を得ることができたからです。
スペイン語とはどんな言語なのか、この言語を使う人々が住むスペイン語圏とはどんなところなのか、
自分の力の及ぶ限り皆さんに伝え続けていきたいです。
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教授 |
奥野 良知(OKUNO, Yoshitomo) |
経済史・経営史、カタルーニャ史 |
- ヨーロッパ学科
スペイン語圏専攻
- 教 授
- 奥野 良知
- (OKUNO, Yoshitomo)
私の専門は、カタルーニャ経済史です。
カタルーニャというのは、地中海に面し、スペインとフランスにまたがる地域で、その中心地はバルセローナです。
カタルーニャでは、スペイン語(カスティーリャ語)やフランス語とは異なるカタルーニャ語が話されていて、
特にスペイン側のカタルーニャは、スペインで唯一の典型的な産業革命(工業化)が生じた地域でもあります。
では、なぜスペインではカタルーニャ地方にだけそのような産業革命が生じたのでしょう。これが私の研究テーマです。
本学での主な担当科目は、「(研究各論)スペイン史」、「(研究各論)スペイン政治経済」、
「(研究演習)スペイン史」などです。
これらの授業を通して、中世イベリア半島の文化的寛容はなぜ近世になると失われていったのか、
スペイン帝国の繁栄と衰退とは何だったのか、
スペインの言語文化的・政治的・社会経済的な点での大きな地域的多様性の要因は何に求めればよいのか、
等々の問題を、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
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教授 |
小池 康弘(KOIKE, Yasuhiro) |
ラテンアメリカ地域研究・政治外交 |
- ヨーロッパ学科
スペイン語圏専攻
- 教 授
- 小池 康弘
- (KOIKE, Yasuhiro)
私の「激動のラテン歴」・・・1980年代前半、大学でスペイン語を学び、ラテンアメリカ政治のゼミに入る。
在学中、アルゼンチンに留学する機会を与えられるが、いきなり現地学生と同じ授業に放り込まれ、途方にくれる。
下宿で毎日猛勉強し、やっと授業についていけるようになり、後半は留学生活を思い切りエンジョイした。
パーティで女性をダンスに誘うのは「紳士としてのエチケット」であると教えられ、徐々に性格が「ラテン化」しはじめる。
帰国後、激しい内戦がつづくニカラグアの様子を報道で知り、医療品を現地に送る活動を始める。
大学院時代にはメキシコに留学。
この時サルモネラ菌にあたって死にそうになったが、これ以降、どこの国で何を食べても大丈夫な体となる。
その後、外務省専門調査員となり、ニカラグアとキューバの日本大使館に勤務。
内戦中だったニカラグアでは、白旗と日の丸を掲げて戦闘地帯を走り、キューバではソ連の崩壊に遭遇した。
1992年から愛知県立大学に勤務。
こんな私が学生に伝えたいメッセージは「よく遊び、よく学べ。たくさんの人と出会え。
そして、若い時の苦労は、買ってでもやりなさい。」
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教授 |
竹中 克行(TAKENAKA, Katsuyuki) |
人文地理学 |
- ヨーロッパ学科
スペイン語圏専攻
- 教 授
- 竹中 克行
- (TAKENAKA, Katsuyuki)
私の専門は人文地理学で、スペインを中心とする地中海ヨーロッパで調査研究を行っています。
学生時代から一貫して地理学を志してきましたが、ややおおげさにいえば、地理学は自分にとって一つの生き方、
ライフスタイルのようなものともいえます。
博士論文では、多言語国家を対象とする人の移動と定着の地理学の視点から、
人口集団間の格差に内在する多元性を解き明かすことを試みました。
最近は、生態環境や文化といった地域資源をもとに、場所に固有の価値が創り出されるプロセスに興味をもっています。
そうした関心から、都市計画と市民運動の鬩ぎ合いを通じた公共空間の創出といったテーマにも取り組んでいます。
研究内容は一見多方面にわたっていますが、通底しているのは、単純な競争原理の言説に惑わされることなく、
多様な個性を発見し、育てることが力強い社会の構築に繋がるという意識です。
そうした問題意識をもって、みなさんといっしょに学んでいきたいと思います。
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教授 |
田中 敬一(TANAKA, Keiichi) |
ラテンアメリカ文学・文化 |
- ヨーロッパ学科
スペイン語圏専攻
- 教 授
- 田中 敬一
- (TANAKA, Keiichi)
私の専門はラテンアメリカの文学、
もっと詳しく言えばメキシコやペルー・ボリビアの先住民をテーマにした小説を研究しています。
また最近ではメキシコ革命(1910-1917)がきっかけで始まった「壁画運動」や、
それを推進した思想家ホセ・バスコンセロスの文化政策も研究対象としています。
そういえば岡本太郎の壁画「明日の神話」もこの流れの中で制作されました。
さて二十世紀に入り文学の衰退が叫ばれ久しいですが、ラテンアメリカ、
とりわけスペイン語圏アメリカ(イスパノアメリカ)の文学はまだまだ元気です。
1960年代に世界文学の中で脚光を浴びたあとも、コロンビアのガルシア=マルケス、
メキシコのカルロス・フエンテス等、“ブームの作家たち”は一段と円熟味を増し、その旺盛な創作活動は衰えを知りません。
本を読むのが好きな人、ビジュアル・アートに興味がある人は、
是非私と一緒に小説、絵画、映像を通してスペイン語圏の世界を探検しましょう。
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准教授 |
糸魚川 美樹(ITOIGAWA, Miki) |
スペイン語学・社会言語学 |
- ヨーロッパ学科
スペイン語圏専攻
- 准教授
- 糸魚川 美樹
- (ITOIGAWA, Miki)
1988年に当時のスペイン学科に入学。在学中に1年ほどスペインのサラマンカで勉強しました。
1993年に卒業後、大学院・非常勤講師生活を経て、2007年10月に専任教員として本学に戻ってきました。
担当科目は主に、スペイン語圏専攻の「スペイン語I」「スペイン語II」と「研究演習」(ゼミ)、
全学共通科目の「スペイン語」です。
研究では、スペイン語におけるジェンダーをずっと扱ってきたので、
ゼミでも「ことばと社会」をテーマに、社会のさまざまな事象からスペイン語をとらえるという作業に取り組んでいます。
スペイン語学習の動機として「話者数が多い」「公用語としている国が多い」ことがよく挙げられますが、
そこにある歴史を忘れることなく、スペイン語をとりまくさまざまな問題に目を向けていきたいと考えています。
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准教授 |
谷口 智子(TANIGUCHI, Tomoko) |
宗教学、ラテンアメリカ地域研究 |
- ヨーロッパ学科
スペイン語圏専攻
- 准教授
- 谷口 智子
- (TANIGUCHI, Tomoko)
私の専門は、宗教学です。
宗教学は、人文科学の中でも基礎的な学問として位置づけられ、人類の宗教史を学び、
様々に異なる世界の多様な文明・文化・社会の理解を「価値中立的」な立場からしよう、という学問です。
しかし、一人の研究者が全てをフォローするのは難しいことで、私の対象地域はスペイン語圏ラテンアメリカです。
おもに大航海時代以降の旧大陸のヨーロッパ人と新大陸の先住民の異文化接触の問題を扱っています。
コンタクトゾーンの比較宗教学をもくろんでいますが、そこには日本のキリシタン研究なども含まれます。
もちろん、ラテンアメリカの歴史や宗教、文化、思想なども扱います。
主な担当科目は「(研究各論)ラテンアメリカ史」「(研究演習)ラテンアメリカ史」などです。
これらの授業を通して、単にラテンアメリカ史の研究だけでなく、
具体的なケーススタディにおける異文化理解の重要性や難しさについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
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准教授 |
渡会 環(WATARAI, Tamaki) |
ブラジル地域研究 |
- ヨーロッパ学科
スペイン語圏専攻
- 准教授
- 渡会 環
- (WATARAI, Tamaki)
私の専門はブラジル地域研究です。
具体的には、ブラジルの人種、エスニシティの問題について、人類学の立場から研究しています。
ここ数年は、国際移動による人種観・身体観の変容を明らかにすることを目的に、
日本のブラジル人コミュニティでもフィールドワークをしています。
そもそもの研究のきっかけは、
1年間のブラジル留学を終えて帰国途中に立ち寄ったアメリカで日本人から言われた一言です。
「君は本当のブラジルをみなかった」。
私が留学したのは、イタリア、ドイツ移民の子孫が多い、リオグランデドスル州です。
では、人々が言う本当の「ブラジル」とは何か、何が「ブラジルらしさ」なのか。
これらの疑問が、ブラジルにおける人種やエスニシティの問題を研究する原動力となったわけです。
学生の皆さんにもまた、素朴ではあるけれども面白いと感じる疑問を大事にしてもらいたいと思っています。
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准教授 |
アレックス・ピナル・ガルシア(Alex PINAR GARCIA) |
外国語としてのスペイン語教育 |
- ヨーロッパ学科
スペイン語圏専攻
- 准教授
- アレックス・ピナル・ガルシア
- (Alex PINAR GARCIA)
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講師 |
ロペス ロドリゲス、フランシスコ ハビエル
(LOPEZ RODRIGUEZ, Francisco Javier) |
日本映画、映画学、ジェンダー研究、カルチュラル・スタディーズ |
- ヨーロッパ学科
スペイン語圏専攻
- 講師
- ロペス
ロドリゲス、
フランシスコ ハビエル
- (LOPEZ RODRIGUEZ,
Francisco javier)
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